春望 三月五日 「静かなもの」
今日も雨の音で目が覚める。昨日とは少し違うリズムだ。止んだり、また降ったり、風の音も。
昨日の種の調子を見にいく。やはりまだ発酵力が足りないし、乳酸菌も足らないようだ。ヨーグルトのような匂いはしない。
今日は淡路島に行きそのまま実家の引き渡しに立ち会うために帰る予定だ。種も持っていこう。寒いから毛布にくるんでね。
淡路に抜けるまで変な天気が続いた。雨が降ったと思ったら晴れたり、また降ったり、しまいにはみぞれが降って来た。もう冬も終わりでこの暖かさ。夏はどうなるのだろうか。気候変動は続く。それも○の一端だと思いたい。
淡路島に入ると一気に青空が広がり潮風が心地よい。少し風は強いけれどもお気に入りの音楽を流しながら車で走る海岸線沿いは最高だ。
お世話になっている大和さんに淡路の方々を紹介していただいた。みんなエネルギーに満ち溢れていて帰りぎわには自分がへとへとになっていることに気づいた。
お腹が空きすぎて神戸の吉野家に駆け込んだ。生姜焼き定食を食べてからカレーをお代わりした。よく食べられたものだ。
「光」は静かなものにしよう。パンもどれも静かなものに。一筋の光が見えるような。
まだ少し暗闇の中を歩く。