春望 二月二八日 「始まりの朝」
朝起きるとすぐに外に飛び出した。大きく深呼吸する。肺の中に早朝の凛と冷えた空気が入り込み目が覚める。
この空が最後に見れてよかった。同時に日記のタイトルもすんなりと決まった。
こちらで済ませておく必要のある手続きを済ませて荷物整理をしているとお昼前になっていた。馴染みのカレー屋さんでインドカレーを食べる。激辛だ。
いろいろな気持ちが交差するけれど、素直に今はパンが焼きたい。円の上に来たらしい。高速に乗り帰路に着く。少し長い車旅の始まりだ。
丁度静岡SAで日記を書いている。
いろいろあるけれど全てに意味があって少しでも光が差し込んでいれば大丈夫。そう思えた期間だった。その光を見失わないように精一杯生きよう。
旅はこれからだ。