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春望 二月二四日 「眠り」

心地よい光で目が覚める。昨日の余韻が波紋のように残る。今日も天気はいい。帰るにはちょうどいい。

いつもどおり布団をたたみ、押し入れにしまって少し掃除をする。好きな音楽をかけてコーヒーを淹れる。

持って帰る書類をまとめて車に積んだ。思い出も一緒に。

馴染みのラーメン屋さんで中華そばと半チャーハンを食べた。店主さんとラーメンに使う返しの話で盛り上がる。試しに返しだけ飲ませてもらった。口に入れた瞬間のしょっぱさとは違い喉を過ぎた後からくるキリリとした辛さがこの味を作っているのか。

軽く挨拶を済ませて家の荷物をまとめる。また一度帰ってくるので全部ではない。そうこうしているとなんだか少し身体が怠く頭が重い。喉も少し痛い。コロナが拡大している中でこの症状はよくないな。今日は大事をとってすぐに布団に入ろう。休むのが1番だ。車での長旅になる。そのあとは怒涛の焼きが待っている。無理をしてはいけない。明日は念のために病院で検査してもらおう。

窓から聞こえる慣れ親しんだ電車が通る音が心地いい。

おやすみ。