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5月 2020

昨日は天気が悪かったせいか今日の晴れ間は格別だった。 既に厨房の窯がある部屋は30°だ。 「光」は定期便の名称になった。 定期便「光」 パンのセットは2種類 灯と糧。 今までの僕のパンと同じだけれども少し違った、もっとパンが届く、食べる、そこに在る側に寄り添ったものを作っている。 パン以外にも、むしろそちらの方が大切なぐらい。 そんな淡々としているけれども光が差し込むようなものを作っています。 日記が始まってもう三ヶ月ぐらいか。 三ヶ月前と今では世界は一変してしまった。 同時に僕自身も暗闇をもがいた。 やっとパンが焼けている。 光を掴んだ。

今日で窯に火が灯ってから丁度一年が過ぎた。 とは言っても一年ぐらい窯はお休みしていたのでこれからが始まりとも言える。 急に気温が上がりパン生地も自分も順応にしくはくしている。 一日のスケジュールをぐっと前倒しにした。 日が昇る前にほとんどの作業を終えるような。 その分朝は早くなったけれど作業はお昼前には全て終わるから一日を長く感じれる。 「光」に向けて小麦の酵母とは別にライ麦の酵母も復活させている。 夏のライ麦パンのために。 「光」は定期便になる。 月に一度、自分の身近な光に焦点をあてられるような内容にしている。