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春望 二月二一日 「帰る場所」

日の光で目が覚めた。物が少なくなると日の光なんだか強く感じる。光が部屋に占める割合が多くなっているんだろう。気持ちがいい。天気が良かったので窓を開ける。洗濯をしながら掃除をさっと済ませた。コーヒーと茹で卵と残りのパンで朝ごはんを済ませる。今日の茹で卵の茹で加減はレアというところか。

家の掃除をしていて25年以上前のビデオカメラがカセットと共に出てきた。覚えていないが友人が働くカフェの裏手にある公園での記録が残っていた。思い出をたぐり寄せるようにその公園に足を運んだ。本当に覚えていないけれど確かに昔僕はそこにいたようだ。霧が霞む早朝の景色を友人が撮った写真でみせてもらったのだけれども綺麗だった。日本ではないような、ベルリンみたいだ。そこのカフェでもコーヒーを一杯だけ飲んだ。ここでしか飲めないカプチーノだ。友人に大目に作ったパンデピスを渡した。うまく使ってくれると嬉しい。

天気の良い日になかなか森に行けていなかったのでここぞと計りにまた森へ。光が差し込む森はまた、そうでない時とは違う魅力がある。風に揺れる木々の葉の音が好きだ。贅沢な演奏会だ。

夜は少しバイト先の手伝いをさせてもらった。10年近くお世話になっているお店と家族のようでこの場所があるからまた帰ってこようと思える。

身体も鈍っているからパンを焼き始めたら荒療治になるなぁ、と少し不安になったけれども僕にはそれが合っているなぁとも思う。

夜中の家から見える星々。今日は一段とくっきり見える。明日も良い天気になりそうだ。

「光」には思い出の断片も一緒に詰め込でいこう。